きもの花ゆららオーナーの美幸です。
わたくし着付サロンのオーナーではありますが、実は私自身は着物の知識がほとんど無くて、二人の素敵な着付師の先生方にいろいろと教えて頂いている日々です。
先日も箪笥の中を整理しておりまして、着物を種類ごとに分けておりました。
訪問着、紬、留袖、小紋、浴衣、振り袖、単衣に袷、
とにかくたくさん有りすぎて、
はっきり申し上げると、教えて戴かないと解らない状態なのです。
着物には着ていくのにふさわしいシーン、いわゆるTPOがあるのはご存じの方も多いかと思いますが、
いやいや浴衣や振り袖だったら解るけれど・・・・・・訪問着?小紋???
さて、着るのにふさわしいシチュエーションとはいったいどのようなところでしょうか?
知識を増やすためにも、先生方に協力いただきながら、現代の私たちになじみ深い洋装に例えてみました。
礼装着(第一礼装)
最も格式が高い着物。冠婚葬祭など公式な儀式などに着用します。
着物⇒ 打掛、黒留袖、本振袖、喪服など
洋装⇒アフタヌーンドレス、イブニングドレスなど
略礼装着(準礼装着)
礼装着の次に格の高い着物。
格式のあるパーティーやお茶会などのセミフォーマルな場で幅広く着用できます。
着物⇒色留袖、訪問着、附下、振袖、色無地、江戸小紋の紋付など
洋装⇒セミアフタヌーンドレス、ディナードレス、カクテルドレスなど
外出着
カジュアルパーティーなどの華やかな場で着用する着物。
着物⇒附下小紋、小紋(友禅)、紬の訪問着、無地の紬、絞り、お召、更紗など
洋装⇒ワンピース、ツーピース、おしゃれ着など
街着・普段着
気軽なお出かけ着。フォーマルな場には着ていくことはできない。
着物⇒小紋、紬、絣、黄八丈、ウール、銘仙、木綿、浴衣など
洋装⇒いわゆるおしゃれ普段着。おしゃれシャツ、カットソー、スカート、パンツなど
洋装に例えて頂くとイメージがしやすいですね~。
こうしてみると、祖母がいろいろな種類の着物をたくさん持っていた理由が解ります。
日本の伝統を守りながらも、新しい風も取り入れて
もっと自由に着物を楽しみたいものですね。